県境越え防災ヘリ集結 福島県消防防災航空センター(玉川村)で援助受け入れ訓練

県消防防災航空センターに集結した栃木と群馬(右奥)両県の防災ヘリ

 福島県消防防災航空センターは2日、玉川村の同センターを主会場に、災害時に他県の航空部隊の援助を受け入れる訓練を行った。

 2日正午、県内を震源とする大規模な地震が発生。県知事から緊急消防援助隊の派遣要請を受けた消防庁長官が、緊援隊航空部隊の出動を決めた―との想定で実施した。

 防災航空隊員や消防職員ら約80人が参加した。センター内に「ヘリベース」と呼ばれる指揮本部を設置し、電話などで情報収集に当たった。茨城、栃木、群馬各県の防災ヘリがセンターに集結した後、指揮者の指示で部隊運用訓練などに飛び立った。南相馬市では栃木県の防災ヘリが放水訓練を行った。

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