「なつお」の挑戦 滝澤夏央選手の活動報告〈21〉充実のオフ過ごし キャンプに備え仕上げ

ティーバッティングで打撃を確かめる滝澤(球団提供)

1月半ば、滝澤夏央の姿は鴻江スポーツアカデミーが主催する合宿所にあった。「今回、鴻江さんのトレーニングに参加したのは、お誘いを受けたのがきっかけでしたが、実際に行ってみて、学びが多かったというのが率直な感想です。自分の体のタイプを把握し、どういう動きをしたら楽に、負担なくプレーできるのかなどを知ることができました。また、他の参加選手と一緒に自分の動画を見てアドバイスを頂くことも初めてで、それが夜中まで続くこともありましたが、貴重な経験でした」と充実した表情を見せた。

年末年始は実家に帰りトレーニングに励んだが、昨年に比べてイベントも多く、忙しい日々を過ごした滝澤。「イベントもたくさん企画していただき、野球教室で楽しんでいる子どもたちを見て、自分が野球を始めた時の気持ちを思い出しました。新潟での自主トレは関根学園で行い、学校の裏の山と、その麓のグラウンドで練習しました。いつもは辺り一面が雪で真っ白で、車1台がやっと通れるくらいの道なのですが、今年は雪が積もっていなく、しっかり走り込みができました」と振り返った。

地元では多くの人に声をかけてもらったが、もっと1軍の試合に出場している姿を見たいという声は特に響いたという。「オフの取り組みとして、体重、筋肉量ともに、目標には届きませんでしたが、確実に数値が上がっているので、課題はクリアできていると思っています。もうすぐキャンプイン(西武は6日から)ですが、順調に仕上がってきていますし、いつでもいける準備はできているので、しっかりアピールしたいと思っています」と、手応えを感じている様子を見せ、今年の目標は1軍で活躍することだと力強く話した。

(西武ライオンズ広報部)

キャンプイン前に明るい表情を見せる(同)

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