グアムの「ノリラウンジ」はRIZIN格闘家の山本美優が経営するカフェ 実弟の山本“KID”徳郁氏の思い出が今も残る場所

南国リゾートのグアムには数多くのカフェがありますが、その中に日本のRIZIN格闘家・山本美優氏が経営されているお店があります。それが、ノリラウンジです。ノリラウンジは、今は亡き山本“KID”徳郁氏の思い出が残るカフェです。

今回、筆者はノリラウンジへ訪問し、おいしいコーヒーを頂きました。そこで、ノリラウンジの歴史や店内の様子、アクセスなどを紹介します。

目次

ノリラウンジはRIZINの格闘家・山本美憂氏が経営するカフェ

ノリラウンジ(NORI LOUNGE)は、山本美憂氏とご主人が経営されているカフェです。山本美憂氏は、KRAZY BEE / SPIKE22所属のRIZIN格闘家です。

17歳で世界選手権を制し、史上最年少で優勝という快挙を成し遂げた、有名な格闘家です。現在は、格闘家であるご主人・カイルアグオン氏、ご子息の山本アーセン氏らとともに、グアムに住んでいます。

彼女の弟は、存知の方も多いであろう、山本“KID”徳郁氏です。2000年代の日本格闘界を牽引し、「神の子」とまで言われた、日本の国民的スターです。胃がんのため闘病されていましたが、2018年9月18日に、41歳という若いご年齢で他界されました。

ノリラウンジは故・山本“KID”徳郁氏の思い出が残る場所

ノリラウンジは、以前、カイルアグオン氏とそのご友人が経営するcoffee slutというカフェがありましした。生前、山本“KID”徳郁氏も足しげく通っており、ローカルにも愛されるカフェでした。

故・山本“KID”徳郁氏には、格闘家ともう一つ、アーティストとしての顔がありました。絵描の趣味の彼は、アーティストネーム「額少年」として、独創的な絵を描くことで知られています。ノリラウンジ近くの外壁には、山本“KID”徳郁氏によって絵が描かれています。

しかし、coffee slutを閉めないといけなくなり、生前に山本“KID”徳郁氏が愛したカフェや、彼が描いた絵がなくなってしまう危機に見舞われました。そこで、山本美憂氏とご主人は、山本“KID”徳郁氏の名前が入ったノリラウンジとして新たにオープンするため、クラウドファンディングで資金を募ります。

そして今、山本“KID”徳郁氏の思い出が残るカフェとして、ノリラウンジラウンジがオープンしています。coffee slutに続きローカルに愛される店となっており、朝にコーヒーを飲みに来る方が多いようですよ。

ノリラウンジの店内

店内はカウンター(8席)と、テーブル席(4席)があります。店内は白色で包まれて全体的に明るい雰囲気です。

DJ機器もあり、筆者が滞在中も、店内には軽快な音楽が流れていました。楽しい雰囲気の中でコーヒーを楽しむことができ、カフェの中でも、南国リゾートらしさを感じます。

店内の壁には、多くの絵が飾られています。その中には、故・山本“KID”徳郁氏の試合写真もありました。

店内には服も販売されています。おしゃれな服が並んでいたので、気になる方はぜひ購入してみてください。

日本から仕入れたコーヒー豆を使用

店内でコーヒーを頂戴します。カウンターには、多くのコーヒー豆が並んでいました。山本 美憂氏よると、ノリラウンジはコーヒー豆を日本から仕入れているようです。

目の前でドリップしてもらうことができ、店内にはコーヒーの素晴らしい香りが漂っています。今回頂戴したのは、2種類のコーヒーです。十分な量のコーヒーを飲むことができ、満足度は高めです。

筆者が特に驚いたのが、2種類のコーヒーのうちの1つ、ココナッツ風味のコーヒー豆でドリップしたコーヒーです。飲んだ瞬間から特にココナッツの香りを感じることができ、南国リゾートらしい味わいで、とてもおいしいコーヒーでした。

ノリラウンジへのアクセス

▲ノリラウンジには、十分な車が駐車できる駐車場が併設されている

ノリラウンジはタムニングにあり、タモン中心地からハガニア方面へ車で約12分の距離にあります。バスは通っていないので、レンタカーやタクシーを利用してアクセスできます。

大きな道沿いにあるのでレンタカーであれば簡単にアクセスできますが、現地で借りない方は、タクシーを使うのがおすすめ。ただし、食事後の帰りは流しのタクシーに乗ることはできないので、Stroll Guam(グアム版のUberタクシー)を利用しましょう。

まとめ:山本美優氏の想いが詰まったノリラウンジでおいしいコーヒーを

ノリラウンジは、山本美優氏が、生前の山本“KID”徳郁氏の思い出を残そうと尽力された、想いの詰まったカフェです。店内は明るい雰囲気で、軽快な音楽とともに、おいしいコーヒーを楽しく味わえます。

タモンからはレンタカーまたはタクシーで来店できるので、気になる方は、ぜひ1度訪れてみてください。

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