維新、長崎3区補選に県北出身40代男性を擁立へ 選挙戦の見通し

 谷川弥一前自民党衆院議員の辞職に伴う長崎3区補欠選挙(4月28日投開票)に、日本維新の会が党公認候補を擁立する方針を固めたことが2日、分かった。既に立憲民主党が山田勝彦衆院議員(44)=比例九州、1期目=の擁立を決めており、選挙戦になる見通しとなった。
 関係者によると、維新は県北出身の40代男性を擁立する方向で調整中。来週、会見を開く。小選挙区定数「10増10減」に伴う区割り変更で、次期衆院選の新3区公認候補となる支部長にも就くとみられる。
 一方、自民は3区の谷川氏が1月、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け7期目途中で議員辞職した。党県連は補選候補を擁立するかどうかを含め、今月上旬に党本部と協議する予定。
 立民の山田氏は前回衆院選で谷川氏に敗れ比例復活。議員辞職して補選に出馬する意向を示している。

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