絶滅危惧種の"ライチョウ" 那須どうぶつ王国から長野へお引越し 

 那須町の動物園で飼育されていた、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のライチョウが繁殖のため2日に長野県の動物園に移送されました。

 2月2日午前10時ごろ、長野県長野市の茶臼山動物園に向けて出発したのは、那須どうぶつ王国で飼育されていたライチョウのメス1羽です。

 担当者によりますと、ライチョウの体調は良好で、落ち着いて移送するための箱に入ったということです。

 ライチョウは国の特別天然記念物で絶滅危惧種であるため、環境省は動物園などと協力し、野生のライチョウを増やす取り組みを進めています。

 茶臼山動物園には、2月6日に富山県の富山市ファミリーパークからもオスのライチョウが1羽やってくる予定で、今回移送されたメスはそのオスとの繁殖を試みる予定です。

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