鬼は外!新聞紙の“豆”で園児が鬼退治 群馬・安中市

 3日の節分に合わせ、群馬県安中市商工会青年部は2日、鬼の仮装をして市内の幼稚園と保育園を中心に計15カ所で豆をまいた。子どもたちの健やかな成長を願い、部員16人が4班に分かれて各所を訪問。手作りの鬼の衣装にフェイスペイントを施し、伝統行事を楽しく盛り上げた。

 東横野幼稚園(石井晴美園長)には、乱暴鬼、人の話を聞かない鬼、姿勢が悪い鬼が登場。悪い子を「子分にするぞ」と脅す鬼に向かい、園児70人が「鬼は外、福は内」の掛け声とともに新聞紙を丸めた“豆”を投げて応戦した=写真。鬼が降参すると、歌をプレゼントしたり、ダンスを一緒に楽しみ、仲直りした。

 市内の若手経営者や後継者が2003年度から取り組んでいる。趣向を凝らした本格的な仮装や内容で、園からも好評を得ている。

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