小山市が県内で初めて「ご遺族支援コーナー」を開設 手続きをワンストップで対応

 小山市は身近な人が亡くなった時に、さまざまな手続きを一つの窓口でできる取り組みを1月29日から始めました。

 亡くなった時の手続きをワンストップで対応するのは「ご遺族支援コーナー」です。遺族の負担や不安を少しでも軽減し、利用しやすい市民サービスを行うことが目的です。小山市役所によりますと、このような取り組みは栃木県内の自治体では初めてだということです。

 死亡したときの手続きは、国民健康保険などの葬祭費の支給申請や印鑑登録証の返却など多岐にわたり、国民年金課や市民税課など複数の窓口を回らなければなりませんでした。ご遺族支援コーナーはこうした手続きの主なものを1カ所で行えるようになっています。

 利用は予約制で市のホームページか電話で、手続きに訪れる1週間前までに申し込みます。すでに予約の受付を開始していて1月29日から、市庁舎1階の市納税課隣りの窓口に支援コーナーを開設しています。

 小山市では年間約2千件の死亡届の提出があります。ご遺族支援コーナーの利用件数は年間1460件と想定していて、予約は平日の午前中1件と午後2件の1日3件の対応となっています。

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