ミス…客から高い料金徴収、温泉施設と宿泊施設で 両施設で計200万円以上多く 市が発表、指定管理者が条例を誤って認識…料金を値上げしてしまった 客に割引券、返金で対応へ

秩父市役所=秩父市熊木町

 埼玉県秩父市は1日、同市大滝の温泉施設「大滝温泉遊湯館」と宿泊施設「大滝こまどり荘」で、施設利用料金を市条例で定めた金額より50~4900円高く徴収していたと発表した。

 市によると、大滝温泉遊湯館では2023年8~12月までの計44日間、入館料を計約51万円過大徴収していた。こまどり荘では、22年4月16日~9月11日と、23年8月1日~11月26日までの期間、宿泊料金などを計約170万円多く徴収していた。指定管理者のちちぶ観光機構とヒーリングスペース社が、条例を誤って認識し、料金を値上げしたことが原因。大滝温泉遊湯館は申し出があった利用者に割引券などで対応する。こまどり荘は対象者への返金手続きを進めている。

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