「切り替えて」 松山英樹は週末につながる連続バーディ締め

週末につながる連続バーディ(撮影/田辺安啓(JJ))

米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(2日)◇ペブルビーチGL(6972yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd/パー72)

初日からコースが変わり、ペブルビーチGLを回ったこの日もショットは好調だった。松山英樹は4バーディ、3ボギー「71」。2オーバー70位という順位だが、ショットの精度を示すスタッツは大会上位をマークした。

ショットは変わらず好調(撮影/田辺安啓(JJ))

2日間のフェアウェイキープ率は71.43% (20/28)で全体9位。グリーンの平均面積がツアー最小の3500平方フィート(約325.1平方メートル)になっても、パーオン率は83.33% (30/36)で3位。強い雨風のラウンドでアイアンショットの距離感を課題に挙げたが、「ティショットに関しては大分良くなってきた。アイアンももう少し」と、評価できる部分は大きかった。

パッティングに苦戦も、終盤で巻き返し(撮影/田辺安啓(JJ))

ショットに反して苦戦したのがグリーン上で、初日「36」パット(80位)、2日目「33」パット(71位)でともに下位に沈んだ。2番(パー5)で短いバーディパットをショートさせると、3番(パー4)で3パットのボギー。4番は1.5mが入らず、いら立ちを隠せなかった。後半も中々パットが決まらなかったが、終盤で流れを変える兆しが見えた。

17番(パー3)、マウンドからの8m弱のバーディパットを決めて歓声を浴びると、18番(パー5)は手前から5mをねじ込みバーディフィニッシュ。「パッティングが中々思うようにいかずに苦しんだけど、最後に2つ良いパットが入ってくれたので、よかったと思う」と振り返った。

あすから2日間はペブルビーチGL(撮影/田辺安啓(JJ))

ホールアウト後は練習場に向かい、ショット練習の後にショートパットを中心にストロークを確認。「天気がどうなるかわからないけど、明日からしっかり、切り替えて頑張りたい」。残り2日間はこの日と同じペブルビーチGLをプレーする。(カリフォルニア州ペブルビーチ/谷口愛純)

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