「さすが瑛太さん」映画『身代わり忠臣蔵』脚本家が絶賛する理由とは

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時代劇『忠臣蔵』をベースに“身代わり”という斬新なアイデアが加わり生み出された映画『身代わり忠臣蔵』が、2月9日(金) より公開される。

大石内蔵助(おおいしくらのすけ)率いる忠義の赤穂浪士たちが、亡き殿・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇である吉良上野介(きらこうずけのすけ)への討入りを成し遂げ、見事な最期を迎える国民的時代劇『忠臣蔵』。小説『身代わり忠臣蔵』の原作者であり脚本を手掛けた土橋章宏が『総理の夫』(21)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦』(21) の河合勇人監督とタッグを組み、新たな『忠臣蔵』を創造する。

主人公・吉良孝証(きらたかあき)とその兄・吉良上野介を演じるムロツヨシ。その相手役、大石内蔵助を演じるのは永山瑛太だ。これまで高倉健、三船敏郎、松平健といった名だたる俳優たちがヒーローとして演じてきた大石だが、土橋が永山にオーダーしたのは「庶民的で人間らしい大石」。見事演じ上げた永山によって、未だかつて出会ったことがない、大石内蔵助が生まれたことを明かした。

大石内蔵助といえば、主君の無念を晴らすために46人の浪士とともに吉良家に討入りを果たし、忠義を貫いた人物として多くの日本人の心をとらえ、長く愛されてきた。そんなかっこよさと勇敢さを兼ね備えた人物像とは裏腹に、本作では幕府からの圧力と吉良家への討入りを求める下級武士からの声に板挟みになり日々頭を悩ませる“腰抜け家老”として大石は描かれている。この違いこそが土橋が現代の日本に贈る本作の鍵になっており、土橋は「もし現代の価値観から見たらどのような“忠臣蔵”になるかというのを考えました。やはりいろんな解釈があって、だんだん優しい時代になってきているので、その中で新たな解釈の“忠臣蔵”を作れたらなと思いました」と本作に込めた思いを語った。

また、永山演じる大石について「人間らしいし、女癖が悪かったり、だらしないところもあるんだけど、ちゃんとやることはやる。すごく難しい役だと思います」とキャラクターを紐解きつつ、「良いところを見せてくれると思えば、仇討ちのときも締めるところはきっちり締めて。その部下を思いやる優しさが大石の強さに繋がっていくというところを表現されていて、さすが瑛太さんだなと思いました」と、永山の演じた大石内蔵助を絶賛した。

<作品情報>
『身代わり忠臣蔵』

2月9日(金) 公開

公式サイト:
https://migawari-movie.jp

(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会

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