主力商品のたい焼き 矢掛の子に 工場新設のアサヒ物産が寄贈

贈られたたい焼きを味わう子どもたち

 食品製造卸のアサヒ物産(兵庫県加古川市)は1日、岡山県矢掛町内の保育園や障害児施設など8カ所に主力商品「クロワッサン鯛(たい)焼き」を計616個寄贈した。

 同社は2020年から、新型コロナウイルス禍で外出自粛が続く子どもたちに食の楽しみを提供しようと、兵庫県内の児童福祉施設にプレゼント。矢掛には同商品の生産工場を25年度中の操業を目指し建設することから今回初めて贈った。

 同町下高末の放課後等デイサービス「ホハル美川」では社員が13人の児童や生徒に手渡した。子どもたちは「甘くておいしい」「もう一つ食べたい」などと喜んでいた。

 同社は「地域に愛される工場を完成させ、たい焼きを通じ皆さんに笑顔を届けたい」としている。

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