イラン紙、日本戦前に自国チームの懸念点に言及 「日本が準決勝進出の最有力候補」とも

写真:イランから見た日本代表評は? ©Getty Images

現地時間2月3日に行われるAFCアジアカップ カタール 2023準々決勝のイラン代表vs日本代表戦について、イラン紙『イラン・デイリー』が報じた。

イラン代表は、今大会を最高の形でスタートさせた。グループステージは3戦全勝で1位通過。悠々と決勝トーナメント進出を決めた。

だが、決勝トーナメントのラウンド16ではシリア代表を相手に苦戦する。延長戦でも決着がつかなかった試合の行方はPK戦に委ねられ、イラン代表はキッカー5人が全員成功。ギリギリのところで準々決勝進出を決めた。

『イラン・デイリー』は「バーレーンに3-1で快勝した日本とは対照的に、イランはラウンド16で試練を受けた」と報道。日本代表との試合に向けて、懸念すべき点を2つ挙げた。

「大会最年長チームのイランは、日本戦までの回復時間が72時間未満となっている。また、イランサポーターが心配しているのは、チームの要であるFWメフディ・タレミ(ポルト/ポルトガル)を出場停止で欠く点だ」

同紙は、2019年に行われた前回大会の準決勝で日本代表と対戦した際にも、重要選手のタレミが欠場していたことを指摘。なお、このときは日本代表がイラン代表に3-0で勝利している。

両国の通算対戦成績は、日本代表側から見て6勝5分6敗。国際試合でイラン代表が最後に日本代表から白星を奪ったのは、2005年3月25日に行われたFIFAワールドカップアジア予選までさかのぼる(2-1でイラン代表が勝利)。『イラン・デイリー』は「直接対決の歴史からも、モリヤス率いる日本が準決勝進出の最有力候補となっている」と伝えた一方で、日本代表もいくつかの問題点を抱えていることを示唆した。

「日本は、今大会の全4試合で独自の悩みを抱えている。グループステージではイラクに1-2と衝撃的な敗北を喫し、公式戦連勝記録が『10』で止まった。ベトナムやインドネシアを相手にした際も、時折脆弱さを見せている。バーレーン戦でもそうだったが、守備の失策が続いているのは注目すべきことだ」

日本代表がイラン代表と対戦する準々決勝は、2月3日の20:30にキックオフ。テレビ朝日では、一部地域を除いて20:00から放送を開始する。

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