タカトシの『欧米か!』にLA在住の吉田麻也が違和感!? 「別にタカトシさんを批判しているわけじゃない(笑)」

昨年からMLSのLAギャラクシーでプレーする吉田麻也。

日本代表のキャプテンも務めた彼はオランダ、イングランド、イタリア、ドイツでのプレーも経験している。海外生活が長く、欧米を語れるレアな選手だが、本人としては感じるところもあるようだ。

Tokyo FMの「吉田麻也の切り替えて行こう!」で、新天地での生活について聞かれれると「アメリカといってもLAの一部に数か月いただけなので、それでアメリカを語るのはおこがましい」「アメリカは大きな国なので、LAの概念だけで話してもそれはアメリカではないとなりかねない」などと発言。

また、所得税がないテキサス州オースティンからきた選手とも話したそうで、「州によってもスタイルが異なり、得られるものや負担を強いられるものも全く異なる」、「日系の自動車会社もカリフォルニアからテキサスに移ったりしている」とも話していた(カリフォルニア州は税金が高い)。そのうえで、吉田はこんな話もしている。

「何が言いたいかというと、僕がアメリカを語れるほどの経験をしていないなと。これからは色々なアメリカやLAのことをもっともっと学んでいかなきゃいけないなと思います。

みんなによく言われるのは、治安なんですよね。LAって危ないんじゃないの、みんなピストル持ってるんじゃないのって…。持ってないって(笑)

持ってるわけないって、普通の人が。なかなかいないよ。でも、たまに聞くのが中高生が自宅の拳銃を持っていって退学になったとか、そういう話はよく聞くんですけど、エリアによるんですよ」

「だから、学区がすごい大事になってきて。普通の公立学校でもいいエリアは、勉強のランクが出るんですよ。そこの学区の家はすごく人気で高かったりするわけです。

うちもいい学校のエリアを選んだつもりでいますし、これがすごく難しいところなんですけど。子供の教育にはみんなお金をかけたがると思うので、僕もお金を惜しまずいいところに住まなきゃいけないなと思って、家を決めたつもりではいるんですけど。

だから、ヨーロッパとかアメリカとか…タカアンドトシさんのギャグで『欧米か!』っていうがありますけど、欧米といってもメチャメチャ広いので、全然違うので。アメリカでもこれだけ違いがあるって言ってるのに欧米っていったらさらに違うのでね(笑)別にこれ、タカトシさんを批判しているわけじゃないので(笑)」

お笑いコンビ「タカアンドトシ」が一世を風靡した「欧米か!」という突っ込み。ただ、吉田としては欧米を一括りにはできない現実を感じざるを得ないようだ。

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なお、アメリカには所得税のない州がいくつかあるが、テキサス州は個人も法人も所得税は課税されないそう(一定以上の収入がある法人にはフランチャイズ税が課される)。

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