「親が知的障害」映画が完成 寺島しのぶさん主演

映画「わたしのかあさん―天使の詩―」の舞台あいさつに立った山田火砂子監督(中段中央)、主演の寺島しのぶさん(上段左)、娘役を演じた常盤貴子さん(下段右から2人目)ら=2日、東京都内

 知的障害がある両親の下に生まれた子どもの視点で親子の愛情を描いた映画「わたしのかあさん―天使の詩―」が完成し、東京を皮切りに上映が始まった。製作した「現代ぷろだくしょん」が各地で上映会を開くほか、3月末以降、主要都市で劇場ロードショーの予定。

 2日に都内で開かれた上映会では、母親役で主演の寺島しのぶさんや、大人になった娘役を演じた常盤貴子さんらが舞台あいさつ。山田火砂子監督(92)は「障害者を取り上げた映画だけど、笑ったり泣いたりがあって面白いと思う。たくさんの人に見てほしい」と話した。

 映画は元養護学校教員、菊地澄子さんの児童文学が原作。障害のある当事者も多数出演している。

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