議会襲撃、トランプ氏初公判延期 米連邦地裁、免責判断が未確定

 【ワシントン共同】米ワシントンの連邦地裁は2日、2021年の議会襲撃事件に絡んで起訴されたトランプ前大統領の初公判を当初予定された3月4日から延期することを決めた。大統領在任中の行動は免責特権が適用されるとのトランプ氏の主張に対し、司法判断が確定していないのが理由。新たな期日の設定には時間がかかる見通しで、公判開始は大きく延期される可能性がある。米メディアが伝えた。

 11月の大統領選の共和党候補指名争いで独走するトランプ氏は公判の先送りを狙っている。当選すれば、自ら指名する司法長官に起訴を取り下げさせたいとの思惑もある。

© 一般社団法人共同通信社