【東京新聞杯/穴ライズ】「平常心で臨めば、重賞通用のポテンシャル」 予想オッズ“60倍”台の伏兵

■アスクコンナモンダ

条件戦を2連勝して迎えた9月の前々走・京成杯AHは、3番人気の支持を集めたが、直線で伸びを欠いて9着に沈んだ。近走から案外の印象を受けたものの、どうやら暑さにやられたようで、本調子ではなかったようだ。度外視していい。

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そして巻き返しを期して臨んだ前走のキャピタルSは、前半1000m通過が60秒1というスローペースの中、後方3番手をゆったりと追走。直線ではゴーサインに反応して馬群を割って脚を伸ばしたものの、逃げ馬と2番手の馬がそのままワンツーという展開では、3着まで追い上げるのが精一杯だった。序盤の位置取りが悪すぎた印象で、もう少し積極的なら際どかったはず。

前走はリステッド競走だったものの、なかなかいいメンバーが揃った一戦。勝ち馬のドーブネは中山記念で3着の実績があり、2着のプレサージュリフトもクイーンCでスターズオンアースに先着したほか、重賞でも再三馬券に絡んでいる。4着のセッションは次走の京都金杯で2着。これらと遜色のない走りをしていたことを思えば、重賞通用のポテンシャルがあると見ていい。気性がまだ幼いだけに、平常心で臨めれば今回もチャンスだ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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