クレーンの不適正使用が多発 リーフで呼掛け 川崎北労基署

神奈川・川崎北労働基準監督署は、管内で移動式クレーンの不適正な使用を原因とした事故が多発したことを受け、リーフレットを作成して注意を呼び掛けている。

リーフでは、実際に管内で起きた事故の発生状況と原因を紹介した。令和5年6月には、クレーン機能付きドラグショベルを使用する際、クレーン機能に切り替えないまま資材をつり上げ、ドラグショベルが転倒している。11月には、ワイヤーの巻過防止措置を無効化したまま作業を行い、フックブロックが落下する事故が発生した。

事故の状況を踏まえたチェックリストも作成している。始業前点検の確実な実施や、悪天候時の作業中止など、26項目を設けている。

© 株式会社労働新聞社