「夢のような速球の持ち主だ」藤浪晋太郎のメッツ契約合意に地元メディアが反応!「大きなポテンシャルを秘めている」

現地2月2日、ボルティモア・オリオールズからフリーエージェント(FA)となっていた藤浪晋太郎は、ニューヨーク・メッツと1年契約で合意。米紙『New York Post』の敏腕記者として知られるジョン・ヘイマン氏によれば、年俸335万ドル(約4億8600万円)に最高85万ドル(約1億2300万円)の出来高払いがつくという。

昨オフにポスティングシステムを利用し、メジャー移籍を果たした藤浪は、オークランド・アスレティックスで1年目をスタート。7月にトレードでオリオールズへ移籍すると、2球団で計64試合に登板し、7勝8敗、5ホールド2セーブ、防御率7.18という成績を残した。そんな日本人右腕の獲得には、メッツの地元メディアからも歓迎の声が上がっている。

なかでも地元放送局『SNY』は、「メッツが剛腕リリーバーのシンタロウ・フジナミと契約合意」と見出しを打ち、「ブルペンにまたひとり魅力的な投手が加わった」と報道。「昨季平均98.4マイル(約158.3キロ)、最速101マイル(約162.5キロ)という夢のような速球の持ち主だ。さらにはスイーパーも持っている」と紹介した。
そして地元メディア『Metsmerized Online』は、「メッツにとって非常に興味深い契約。ローリスク・ハイリターンというだけでなく、フジナミは大きなポテンシャルを秘めている」と反応。「まだ成長の余地がたくさんあり、投手コーチのジェレミー・ヘフナー氏と一緒にやっていくには良い場所だ」と伝え、次のように期待が記されている。

「フジナミは剛腕であり、エドウィン・ディアズを除けば、メッツの投手で100マイルをコンスタントに出す投手はいない。昨季は、100マイル超えを136球も投げた。これは、(メッツの編成総責任者を務めるデビッド・)スターンズ氏にとって大きな利益をもたらす一手になるかもしれない。実際、そのポテンシャルはある」

構成●THE DIGEST編集部

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