ぷりっぷりの牡蠣と旬の野菜 神戸中華の名店の冬季限定メニュー 毎年訪れる地元客がすすめる食べ方も

日本三大中華街の一つである南京町をはじめ、数々の中華料理店を擁する街としても知られる兵庫県神戸市。その中でも高い人気を誇る名店に、来店客が毎年心待ちにしている冬季限定メニューがあると聞いて取材しました。

【写真】どアップで! 美味しくないわけがない、ぷりっぷりの牡蠣

神戸・中山手通りに店を構える広東料理専門店「良友酒家(リョウユウシュケ)」は、店主・潘さんが家族で営んでいます。もともと神戸市内の有名レストランで厨房に立っていた潘さんが、独立した際に、“良い縁・良い友に支えられて立ち上げた店”との思いを込めてこの店名を掲げました。同店は今から30年以上前に、当時まだ珍しかった“火鍋”を一早く取り入れたことでも知られています。

店では、名物として親しまれている火鍋をはじめ約100種類の中華料理を提供していますが、この時季、来店客から「毎年楽しみ」との声が挙がるのが冬季限定メニューの「牡蠣(かき)ヤキソバ」です。新鮮な牡蠣をたっぷりと使用。表面をパリっと仕上げた細麺の焼きそばに、薄い衣と熱々のあんをまとった大粒の牡蠣が10個前後も盛り込まれ、小松菜や水菜などの季節の青菜が彩りを添えます。

神戸を中心に様々なグルメを紹介する人気インスタグラマー・ウラリエさんも、毎年冬が来るたびにこのメニューを目当てに店を訪れるそうで、「プリプリの牡蠣とアツアツのあんが、寒い冬にぴったり」と語りました。半分くらい食べたところでお酢を掛けて“味変”するのが、ウラリエさんのおすすめだそうです。

潘さんによると、牡蠣を使ったヤキソバ、汁ソバ、丼などのメニューは例年、新鮮な牡蠣が手に入る12月初旬ころから3月頃までの期間限定で提供しているとのことです。

※ラジオ関西『Clip火曜日』より

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