「能登半島地震の被災地を"音楽"で応援」 作新学院能登半島チャリティーコンサート

 石川県珠洲市の高校と交流を深めてきた宇都宮市の高校が、能登半島地震の被災地を応援しようと、3日に栃木県庁でチャリティーコンサートを開きました。

 能登半島地震の被災地を支援しようとチャリティーコンサートを開いたのは、宇都宮市の作新学院高校吹奏楽部です。

 作新学院と石川県珠洲市は、石川県マーチングバンド協会の山田正俊理事長から長年指導を受けるなどの縁があり、珠洲市の飯田高校との統合で2010年に閉校した珠洲実業高校の赤いマーチングユニフォームを2019年に譲り受けたといいます。

 約60人の部員らは3日、その赤い衣装をを身に着け、あわせて10曲披露しました。

 今回の地震は部員たちにとって去年(2023年)11月に国民文化祭で石川県に訪れ、立ち寄った珠洲市で飯田高校の生徒らと交流を深め演奏を披露した矢先の出来事でした。

 3日は、去年5月の能登半島の地震のあとに作った「珠洲復興応援歌」に想いを乗せ歌声を被災地に送りました。

 また会場では、幼稚園から中等部に通う子どもたちも一緒になって来場者へ募金を呼び掛けました。

 今月(2月)10日には合唱部によるチャリティーコンサートも開催されるということです。

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