ソフトバンクのプリペイド向けスマホ「moto g53s 5G」はサブ使いがおすすめ【レビュー】

ソフトバンクは「シンプルスタイル」向けのAndroidスマホ「moto g53s 5G」を2024年1月19日に発売しました。この記事では、「moto g53s 5G」のスペックや使用感を解説します。

ソフトバンクは2024年1月19日、5000mAhの大容量バッテリーや約5000万画素のメインカメラを搭載したスマホ「moto g53s 5G」を発売しました。基本使用料無料のプラン「シンプルスタイル」向けに提供しています。

基本使用料無料! ソフトバンクの「シンプルスタイル」

「シンプルスタイル」は、ソフトバンクが設ける料金プランの一種。基本使用料は無料(ただし通話料は全国一律で9.43円/6秒)で、ユーザーが利用したいデータ容量を都度チャージして利用します。 料金プランは「200MBプラン」(990円)、「700MBプラン」(2970円)、「3GBプラン」(5478円)の3つから選ぶことができ、容量を超えた場合は追加のプラン購入を行います。なお、利用有効期間は「200MBプラン」が2日、「700MBプラン」が7日、「3GBプラン」が30日となっています。 毎月の基本料金が無料のため、データ容量を運用することで、低料金で利用できるプランになっています。メイン端末ではなくサブ端末として利用したいというユーザーや、シニアでスマホをあまり利用しないというユーザーにとっては低料金で利用できるのでおすすめです。 なお、シンプルスタイルは国際S!メール(※)の送受信、国際SMSの送信および国際ローミングには対応していません。また、2024年1月現在、5G(第5世代移動通信システム)には対応していません。 ※国際S!メールは2017年12月14日をもってサービス終了

シンプルスタイル向けスマホ「moto g53s 5G」

今回、シンプルスタイル向け製品として登場したのが、モトローラ・モビリティ・ジャパンの「moto g53s 5G」です。ソフトバンクよりサンプル機をお借りしたので、紹介します。

背面

「moto g53s 5G」はソフトバンク公式サイトから購入できます。端末価格は3万5200円(※)で、無料チャージ1万円分付き(120日間有効)です。 ※無料チャージ付きシンプルスタイルプランで契約の場合 基本スペックは以下の通りです。 ・OS:Android 13 ・CPU:Snapdragon 480+5G(オクタコア)2.2GHz+1.9GHz ・ROM:128GB ・RAM:4GB ・外部メモリカード:microSDXC(外部メモリ容量最大1TB) ・SIM:デュアルSIM対応(nanoSIM、eSIM) ・サイズ:約75×163×8.2mm ・重さ:約183g

ハードウェア情報

暗い場所でもキレイに写る「クワッドピクセルテクノロジー」

バッテリー容量は5000mAhと大容量で、長時間の使用が可能です。カメラは約5000万画素+約200万画素のデュアルカメラと約800万画素のフロントカメラを採用しており、「クワッドピクセルテクノロジー」によって低光量でもキレイな写真を撮影できます。

デュアルカメラ搭載

6.5インチの大型ディスプレイは動画・ゲームにもおすすめ

ディスプレイは約6.5インチのHD+ディスプレイ(アスペクト比20:9)で、リフレッシュレート120Hz駆動に対応しており滑らかな表示が可能。さらに、立体音響技術「Dolby Atmos(R)」(ドルビーアトモス)を採用したステレオスピーカーを搭載しています。 TFT液晶のため、発色の良さや斜めから見た場合の視認性は有機ELに劣りますが、大型ディスプレイで動画やゲームを楽しむことができます。

Chromeの表示例

指紋認証&顔認証どちらも使える

生体認証は指紋認証と顔認証の両方に対応しています。またジェスチャーに対応しており、本体を持って手首を2回ひねるとカメラが起動したり、3本指で画面にタッチするとスクリーンショットが撮影できたりします。

ジェスチャー設定例

気になる使用感は?

端末のCPU性能は高くはないものの、ブラウザ、メール、SNSアプリ、動画アプリは特に不満のない速度で動作しました。 メモリ容量が少なかったり、ディスプレイに有機ELほどの品質がなかったりするため、ヘビーに使おうとすると機能不足を感じる点はありますが、日常使いには十分だと思います。 サブ端末としての利用や、初心者、シニアの入門向けスマホとしての利用にはおすすめです。基本使用料無料で、このスペックの端末が利用できるのはメリットだと思います。 ※金額はすべて税込みです (文:伊藤 浩一(スマートフォンガイド))

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