宗忠神社で4年ぶり豆まき 岡山、3千人福求め手伸ばす

 節分の3日、宗忠神社(岡山市北区上中野)では「節分祭」があり、新型コロナウイルスの5類移行を受けて4年ぶりに豆まきを実施した。境内に特設したステージに地元政財界の人たちや年男・年女ら約150人が上がり、家電などが当たるくじ付きの約2万袋の豆を投げた。

 嫌われる鬼も温かく迎え入れようという同神社伝統の「福は内、鬼は内」のかけ声が響いた。詰めかけた家族連れら約3千人は「こっちにも」と声を上げ、次から次へとまかれる豆に向かって懸命に手を伸ばしていた。

 母親と参加した岡山市立大元小1年女子(7)は「家族みんなで豆と恵方巻きを食べるのが楽しみ。今年も仲良く過ごしたい」と笑顔だった。

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