夜の授乳に疲れ、仮眠中の嫁に「起きなさい! もう出産したでしょ!?」無理やり家事をさせられて!?

妊娠中や産後に受けた仕打ちは、なかなか忘れられないものです。今回は、私の友人から聞いた産後に義母から受けたスパルタすぎる仕打ちをご紹介します。ただ、友人はやられっぱなしではなかったそうで……。

昭和感漂う義母

これは私の友人が妊娠していた頃の話です。友人は2年前に結婚し、義実家と味噌汁が冷めない距離に住んでいます。

義母は義実家の保有する大きな畑で、年中野菜を作っていました。出荷するのではなく自宅用ですが、毎日朝早くから世話をしていました。そのため、近い距離に住んでいますがあまり訪ねてくることはありませんでした。

しかし、私の妊娠を機に変化、妊婦は有機野菜を食べないと! と言ってはしょっちゅう畑で採れた野菜を持ってきてくれるようになりました。ありがたいとは思っていましたが、悪阻で気分が悪く横になっていると「悪阻は甘えだ。病気じゃないんだから!」など小言を言ってくるので、正直苦手でした。

スパルタすぎる義母

無事に出産を終えて帰ってきましたが、なかなか体調が戻らず毎日ぐったりしていました。夜間の授乳に疲れ果て昼寝をしていたときのことです。

義母が突然やってきて、叩き起こされました。
「いつまで寝てるの! 出産は終わったんだから、いい加減起きて家のことをしなさい!」
こちらの事情を説明しても、
「私は産後すぐ姑に家事をやらされ、ケガをしても熱があっても畑仕事も手伝った! 寝ているなんて怠け者!」
と聞く耳持たず。仕方なく起きて家事をしましたが、体調はさらに悪化しました。

義母からあることをお願いされたが……

半年後、義母が畑で転んで足を骨折したと連絡がありました。義父はすでに他界し義母は1人で暮らしていたので、治るまで同居させてくれと泣きつかれましたが、断りました。
産後の体もメンタルも一番つらい時に受けた仕打ちを忘れることができなかったんです。
骨折は心配でしたし、許せない自分は小さい人間なのかもしれないとは思いましたが、隣町に住む義妹に世話をお願いし、夫にも話して理解してくれたので同居は回避できました。

その後、少し義母とはギクシャクしていますが、受け入れて小言を言われながら介護すると、お互いイライラが募ってしまったと思うので、これで良かったのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira

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