ITC-LMS運用終了、「UTOL(UTokyo LMS)」来年3月から運用開始

東大情報基盤センターは、ITC-LMS(学習管理システム)の運用を終了し、2024年3月から次期LMSのUTOL(UTokyo LMS)を開始することを発表した。

現行ITC-LMSからの主な変更点は、①個人識別可能な情報が含まれるファイルのダウンロードにパスワードを要求②UTASでの履修登録やお気に入り登録解除が自動的に反映③同じコース内の履修者同士でメッセージのやり取りが可能④授業や休講・補講・教室変更情報をカレンダーで確認可能⑤UTokyo Slackのアカウントに通知を送信可能など。

東大オンライン授業・Web会議ポータルサイト(utelecon)は、東京大学新聞社の取材に答えた。コロナ禍でのオンライン授業で明らかになった反省点から、UTOLでは提出状況一覧機能を一部強化し、コースを横断した教材の一覧表示や課題・教材等のコンテンツの検索機能を提供。教務を支援する職員がLMSのコース設定を確認できる新機能を追加したほか、ZoomやSlackなどの外部ツールやサービスとの連携を強化した。

2024年2月23日に現行のITC-LMSの運用を停止、同28日にUTOLの試行運用、4月1日に本格的な運用を開始する。19年以降にITC-LMS上にアップロードされた教材や成果物などのデータは、UTOLに移行。データ移行期間の2月23日から27日はITC-LMS、UTOL共にアクセスできなくなるため、予め教材などのダウンロードが必要となる。

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