日本代表は現地2月3日、アジアカップの準々決勝でイラン代表と対戦。1-2で敗れ、ベスト8敗退となった。
森保ジャパンのスタメンは以下の通り。システムは4-2-3-1でGKは鈴木彩艶、最終ラインは右から毎熊晟矢、板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝、ダブルボランチは遠藤航と守田英正、2列目は右から堂安律、久保建英、前田大然、1トップは上田綺世が務めた。
FIFAランキング17位の日本に対し、イランは同21位。アジア地域では日本に次ぐ2番手となる難敵相手の大一番となった。
立ち上がりからボールを保持する日本は、最終ラインで落ち着いてパスを回し、相手の隙をうかがう。4分には冨安からのロングボールに、スピードを活かして抜け出した前田が左サイドからクロスを供給。これは相手にクリアされる。
押し込む時間が続く。奪われてもすぐさま数人で相手を囲んで即時奪回。19分には敵陣の深い位置でのボール奪取から堂安が放ったシュートは枠を捉えられない。
それでも28分、前線で縦パスを収めた上田が守田にリターン。守田は力強いドリブル突破でペナルティエリア中央に進入し、倒れ込みながら右足でグラウンダーのシュートを放つと、GKの足に当たってネットを揺らした。
【動画】見事なドリブル突破から守田が先制弾!
先制に成功した森保ジャパンは、後半も序盤からチャンスを創出。51分、自陣左サイドから久保が高精度のロングボールをゴール前に供給。これに反応したフリーの上田が頭で合わせたシュートは、惜しくもクロスバーの上に。
すると55分に痛恨の失点。速攻から裏に抜け出したモハメド・モヘビに右足でゴールに流しこまれ、同点に追い付かれる。60分にはクリアボールに抜け出したサルダル・アズムンにネットを揺らされるが、これはVARチェックの末にオフサイドの判定に。
67分には久保と前田に代わって三笘薫と南野拓実を投入。その後も再三にわたり危険なシーンを作られ、我慢の時間が長く続くが、GK鈴木が好セーブで防ぐなど、粘り強く守る。
しかし90+3分、守備陣の連係ミスから、ペナルティエリア内で板倉が相手を倒してしまい、PKを献上。これをキッカーのアリレザ・ジャハンバフシュに決められ、逆転を許す。
その後は反撃ならず、試合終了の笛。日本はベスト8敗退となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部