日本代表は3日、AFCアジアカップ・カタール2023の準々決勝でイラン代表に1-2で逆転負けを喫した。
日本は28分に守田英正が先制ゴールを決めたものの後半に同点に追い付かれると、後半アディショナルタイムにはPKを与えて逆転を許した。
先制ゴールを決めた守田英正は試合後のインタビューで「非常にもったいない内容になった」と淡々とした口調で悔しさを口にした。
イランについて「ロングボール主体に攻撃してくるのは想定内だった。最初の守備の位置は深く、低く取ってたんですけど」と評した守田。
「なので攻撃の時には前に行くことは意識しました」といい、その思惑通り上田綺世との素晴らしいコンビネーションから先制点を記録した。
「相手が僕のポジションにタイトに来てた。上田選手が空いてるのが見えましたし、前にボールが入った後にいいサポートできて、いいタッチもできて、ゴールに繋げられてよかったなと思います」
ただ後半はイランに主導権を明け渡すと、チームは同点、後半アディショナルタイムには板倉滉がPKを与えて逆転のゴールを許した。
PKを献上した場面について「最後に声をかけられず、事故のような失点」と形容しながらも「今日のような試合では起こりうる可能性が見えていた」とも語った守田。
「非常にもったいない内容にはなりました。ああいう難しい試合の中でボランチとしてゲームをもっとコントロールする力が必要になる。自分の責任」と自らを責めた。
最後に収穫を問われたが、「グループステージからもそうですし、この試合を通してみても1対1の部分、個のフィジカルだったり制空権だったり、自分の敵対した相手に対してもっと勝っていかないといけない」と課題を口にし、「そこの勝率がチームとしての勝敗に大きく影響すると思うのでそういったところを大会を通して改めて学びました」と語ってその場を後にした。
