J2水戸 沖縄キャンプ 5バック打開策模索

作戦ボードで戦術や連係を確認するJ2水戸の選手ら=豊見城総合公園陸上競技場

沖縄でキャンプ中のJ2水戸は3日、豊見城総合公園陸上競技場で練習を行った。当初は午前と午後の2部練習の予定だったが、選手のコンディション調整のため午前のみで練習を切り上げた。

ウオーミングアップ後は、パス回しでボールに向かう守備と激しいプレスをかいくぐるパス精度を強化。その後はコートを狭めたミニゲーム(5分×2本)でキャンプ中に落とし込んだ攻守の戦術や連係を試した。

中でも、攻撃陣は5バックで守備を固めた相手の打開策を模索した。ゲーム間には作戦ボードを囲み、浜崎監督は「単に(守備の)裏を取るとはいえ、ボールを運びながら裏を狙おう」と選手らに喚起。ワントップの定位置を狙う2年目の寺沼は「昨年は負けている場面で、相手が引いて守るとき、こじ開けられなかった。背後とクロスの合わせを狙って動いた」と話した。

チームは4日、J3琉球と練習試合を行い、キャンプを打ち上げる。

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