開催国コートジボワールが劇的逆転勝利でマリ撃破!南アフリカと共にベスト4へ駒を進める【CAN2023】

[写真:Getty Images]

アフリカ・ネーションズカップ(CAN)2023準々決勝の2試合が3日に行われた。

ラウンド16でブルキナファソ代表を下したマリ代表と、セネガル代表をPK戦の末に下したコートジボワール代表の一戦は、2-1で勝利したコートジボワールが準決勝進出を決めた。

4大会ぶりの優勝を目指すコートジボワールは、ベスト4入りを懸けた一戦に向けてニコラ・ペペ、フランク・ケシエ、セルジュ・オーリエといった主力を先発で起用した。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、マリは17分にPKを獲得したがアダマ・N・トラオレのシュートはGKヤヒア・ファフォナが完璧な読みでセーブした。

その後は、互いになかなか決定機まで持ち込めないクローズな展開が続いたが、コートジボワールは43分にオディロン・コスヌが2枚目のイエローカードで退場となる。

ゴールレスで迎えた後半は数的有利のマリが主導権を握る。すると71分、敵陣左サイドでパスを受けたドルジュレスがバイタルエリア中央左まで切り込み右足一閃。強烈なミドルシュートがゴール右上に突き刺さった。

このまま試合終了かと思われたが、後半終了間際にドラマが生まれる。90分、アディングラの落としをペナルティアーク内に走り込んだセコ・フォファナがミドルシュート。これは相手DFにブロックされたが、このこぼれ球に素早く反応したアディングラが右足のスライディングシュートを決め、10人のコートジボワールが土壇場で追いつくことに成功した。

迎えた延長戦もマリがボールを保持する展開が続いたが、再びスコアを動かしたのはコートジボワール。試合終了間際の追加タイム2分、右サイドで獲得したFKからアディングラがクロスを供給すると、クリアボールをボックス手前のセコ・フォファナがボレーシュート。これをゴール前のウマル・ディアキテがヒールでコースを変えてゴール右隅に流し込み、コートジボワールが逆転に成功した。

その後、互いに退場者を出すなど荒れた展開となったが、逃げ切ったコートジボワールが苦しみながらもベスト4へ駒を進めた。

また、ラウンド16でモーリタニア代表を下したカーボベルデ代表と強豪モロッコ代表を下した南アフリカ代表の一戦は、0-0で迎えたPK戦を2-1で勝利した南アフリカがベスト4進出を決めた。

マリ代表 1-2 コートジボワール代表
【マリ】
ドルジュレス(後26)
【コートジボワール】
アディングラ(後45)
ウマル・ディアキテ(延後17)

カーボベルデ代表 0-0(PK:1-2) 南アフリカ代表

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