近畿圏で「借りて住みたい」場所は? 京都の「学生の街」が1位

不動産・住宅情報サービス「ライフルホームズ」は2月1日、実際の問合せ数から算出した『2024年 住みたい街ランキング(近畿圏版)」を発表。「借りて住みたい」「買って住みたい」の各ランキングが明かされた。

京都・出町柳の鴨川デルタ

2023年に「ライフルホームズ」に掲載された大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の物件のうち、実際の検索・問合せ数を駅別に集計。

賃貸物件の順位を反映した「借りて住みたい」部門では、前回まで2年連続1位だった「江坂」(大阪)を「出町柳」(京都)が僅差で破り、京都市内の駅としては初めての首位に。

「2024年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング(近畿圏版)」借りて住みたい部門

京都大学の本部機能がある吉田キャンパスの最寄り駅で、古くから学生の街として知られる「出町柳」は、京阪電車の終点・始発駅でもあり、大阪中心部の「淀屋橋」などにもアクセスしやすい点が人気。2023年からは通学回帰で大学周辺での居住ニーズが高まったこと、高齢者の住まい支援が手厚いことなども1位になった要因と考えられる。

また、購入物件を対象とした「買って住みたい」部門では、「姫路」が2年連続の1位に。「姫路城」などの観光資源が再注目され、姫路市を中心とした「播磨圏」が勢いを取り戻したことで居住ニーズも顕在化。大阪や神戸といった中心エリアと比較して、物件価格が安価であることも影響されているようだ。

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