ラファへの侵攻示唆で懸念増大 ガザ南部、100万人超の避難先

3日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで水を運ぶ子どもたち(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】中東メディアなどによると、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで2日夜~3日未明、イスラエル軍の攻撃があり24人が死亡した。3日夕にも空爆で子どもが死亡した。国連によるとラファには100万人以上の避難民が集結する。イスラエルのガラント国防相が1日、ラファへの地上侵攻拡大を示唆、一層の民間人犠牲への懸念が増大している。

 イスラエル軍のハガリ報道官は3日夜、ガザの戦闘が昨年10月に始まって以降、レバノン南部で同国の親イラン民兵組織ヒズボラの施設など3400カ所以上を攻撃し、戦闘員200人以上を殺害したと表明した。

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