伊東純也の性加害疑惑報道。女性側・週刊誌批判を福永弁護士斬る「印象操作」

伊東純也 写真:Getty Images

FW伊東純也(スタッド・ランス)は1月31日に『週刊新潮』のニュースサイト『デイリー新潮』で性加害疑惑が報じられると、AFCアジアカップの日本代表チームから離脱。森保ジャパンが2月3日の準々決勝イラン戦で敗れたこともあり、女性側や週刊誌に対する批判が相次ぐ中、東京弁護士会所属の福永活也弁護士が「伊藤純也擁護」の世論に対する意見を述べた。

デイリー新潮の報道によると、伊東は昨年6月21日に大阪府内のホテルで女性に酒を飲ませ、同意なく性的行為に及んだとのこと。女性側が刑事告訴すると、選手側も1日に虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出。真相が分からない中、ネット上では同選手を擁護する声や女性側に対する厳しい声が挙がっている。

そんな中、福永氏は3日のイラン戦終了後に自身のYouTubeチャンネルを更新。「週刊新潮からの報道に対する世の中の人の反応がすごく危険だと思った」と切り出すと、「6月の代表戦で腰を強く打っていたから、性的行為ができるはずがない」「伊東選手は内向的な性格で大人しいから、女遊びなんてするはずがない」といったSNSでの週刊誌批判に対して、「まさに印象操作じゃないですか」と反論。

「別に腰を打っていようが、骨折して入院するレベルでなければ、ホテルに女性を呼んで飲み会をするとか、性的行為をするなんて全然可能ですしね。内向的な性格はメディア向けに見せている姿かもしれないし、プライベートのことは直接伊東選手のこと知らなけれは何も分からないですよね。自分の持っているイメージで良い人だ、良い人であれば、そんなことをするはずがないと決めつけてしまっている」と指摘。

女性側への批判に対しては「刑事告訴が受理されただけで、伊東選手が正しいという理屈は通らないでしょ。それが通るならば、そもそも女性側が先に刑事告訴していたわけですからね。その時は誰も女性側をそこまで擁護していなかったのに、伊東選手の虚偽告訴が受理された途端に、刑事告訴が受理されただけで『伊東選手が正しい』というのはあまりにもアンフェアでしょ」と主張している。

さらに福永氏は昨年末に『週刊文春』が報じた松本人志氏の女性問題報道と、伊東の性加害疑惑報道に対する世の中の反応を比較。「松本さんには(多くの人が)『記者会見しろ』みたいなことを言っていましたけど、伊東選手についてもとっとと記者会見して、何が本当で何が嘘かをはっきりさせればいいんじゃないんですかね」と、選手側に記者会見の実施を勧めた。

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