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兵庫県の赤穂産のイチゴやかんきつ類を主役とし、赤穂の塩を隠し味にしたご当地グルメ「赤穂スイーツ」の2023年度版が発表され、赤穂市内で提供が始まっている。新作はスムージーやデニッシュなど11種類。各飲食店が工夫をこらした計54種の甘味が、鮮やかな赤色とオレンジで、赤穂を華やかに盛り上げる。(小谷千穂)
赤穂スイーツは、赤穂で生産されるイチゴやミカンの魅力を広めようと、市が観光情報誌の協力を得て2020年度から展開する。毎年リニューアルし、今年で4年目。22年度から、観光振興と移住・定住を促す一般社団法人「あこう魅力発信基地」が運営を担う。
参加するのは市内の洋菓子店やカフェ、旅館など17団体。赤穂で収穫されたイチゴやミカン、ハッサクなどをふんだんに使い、ケーキやパフェ、ドリンク、ジャム、ジェラートなどを考案した。赤穂の塩をグラスの飲み口に付けたカクテル、塩を混ぜ込んだシフォンケーキといった「塩推し」のメニューもある。
今回、新たに参加するのはパン店「ほっぺたぱん」とロールケーキ専門店「F.T.E.(エフティーイー)」、カフェ「nonki picnic(ノンキピクニック)」。イチゴとカスタードのロールケーキや赤穂みかんを中央に置いたデニッシュ、イチゴとこうじを合わせたスムージーなどを提供する。
同法人の担当者は「そのまま食べてもおいしい赤穂のイチゴやミカンの良さを存分に引き出すように作ってくれている」と太鼓判を押す。
商品の多くは季節限定で、提供期間は店によって異なる。詳細は市内や近隣市町の観光施設などに置く無料の小冊子に掲載している。あこう魅力発信基地TEL0791.43.6931