坂本氏が出馬表明 4月の壱岐市長選 長崎県

坂本和久氏

 任期満了に伴う長崎県の壱岐市長選(4月7日告示、同14日投開票)に元衆院議員秘書で会社役員の坂本和久氏(59)が3日、無所属で立候補すると表明した。出馬表明はいずれも元市職員の篠原一生氏(46)と出口威智郎氏(48)に続き3人目。
 坂本氏は同市芦辺町出身。近畿大法学部卒。議員秘書を経て2003年と07年に県議選壱岐市区、16年に同市長選に立候補し、いずれも落選した。19年、市内で環境関連会社を設立した。
 壱岐の島ホールで会見した坂本氏は、今期限りで勇退の意向を示している白川博一氏(73)=4期目=の市政について「全国離島振興協議会長を務めるなど全国に壱岐を売り出したが、市民には閉塞(へいそく)感があった」と評価。市長直結の「目安箱」で市民の意見を把握し、耕作放棄地の活用や観光客誘致などに取り組むとした。

© 株式会社長崎新聞社