“神童”ロッキの退場処分に怒り爆発のシャビ監督「私たちはネグレイラ事件の代償を払っている」

バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、アラベス戦を振り返った。3日、スペイン紙『アス』が同監督のコメントを伝えている。

ラ・リーガ第23節が3日に行われ、アラベスとバルセロナが対戦した。試合は、22分にロベルト・レヴァンドフスキの得点でバルセロナが先制すると、49分にもイルカイ・ギュンドアンが追加点を奪取。直後にアラベスから1点を返されたものの、ヴィトール・ロッキの得点により再びリードを広げ、3-1でバルセロナが勝利を収めた。

試合後のインタビューに応じたシャビ監督は、「勝つことは常にポジティブだ」と力強くコメント。「今日は効果的だった。勝利は重要だ。懸命に戦った」と評価しながら、「彼らはプレスをかけてきたし、チャンスもあった。『メンディソロツァ(アラベスの本拠地)』は厳しい場所だが、2-1というスコアにもかかわらず、私たちは戦えた。これは私がチームに期待していた反応であり、私たちはその状況にいる」と手応えを口にしている。

また、先月31日に行われたオサスナ戦に続き、2試合連続ゴールを記録した18歳のブラジル代表FWヴィトール・ロッキについては、「我々に厚みを与えてくれるし、また得点してくれた」と称賛。一方で、67分と72分に立て続けに警告を受け退場となったことに対し、「レフェリーのミスなので、私たちは異議を申し立てるつもりだ。彼の退場は非常に不公平だ」と審判団に怒りをあらわにした。

さらにシャビ監督は、「私が何か言う必要はない、もう見ただろう」と述べつつ、「私たちはネグレイラ事件の代償を払っている、それが現実だ」とクラブの不祥事疑惑が判定に影響を与えていると主張。「私が唯一求めるのは、“競争させてくれること”それだけだ。審判について2度と話すつもりはない。それなら私を消してしまえばいい。私は真実を話さなければならない」と語気を強めながら、バルセロナが不当な判定を受けていると強調している。

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