松山英樹はパッティングの模索続く 「良かったり悪かったり」

パッティングの模索が続く(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(3日)◇ペブルビーチGL(6972yd/パー72)

スタート10番で8m弱のバーディパットを見送ったが、わずかに届かず松山英樹は顔をしかめた。「これから先のことを考えると、いい方法がないかと思って試しています」とパッティングの試行錯誤は続く。それでも、転がるボールを最後まで見送る回数が増えたことは、納得できるストロークに近づいている兆しかもしれない。

「良かったり悪かったりしていて、どうしていったら良いか考えたい」とグリーン上での苦戦が続き、ショットでチャンスを作ってもなかなかものにできない。

ショットを生かせない流れ(撮影/田辺安啓(JJ))

この日は12番(パー3)で3mのパーパットを外してボギーが先行。14番(パー5)は5m弱のバーディパットを打って、すぐに歩き出した。後半3番もフェアウェイからの2打目を2mにつけて歓声を浴びたが、入らない。グリーン上でストロークを確認する様子が何度も見られた。

それでも17番(パー3)は、マウンド越えの15m近くを50㎝に寄せてパーセーブ。2打目を5mに乗せた6番(パー5)も、手前で止まったボールに悔しそうな表情を浮かべた。

最終日は荒天の予報となっている(撮影/田辺安啓(JJ))

パット数は初日「36」(80位)、2日目「33」(71位)から、この日は「29」(38位)と徐々に上向きに。「きのうの最後のパット2つも良かった。それ以上に、もっといいストロークができないかと思ってやっている」と話した。

初出場の大会は、最終日に荒天が予想されている。「しっかり休んで、備えたい」と巻き返しのチャンスを待つ。(カリフォルニア州ペブルビーチ/谷口愛純)

ショットも「もう少し」(撮影/田辺安啓(JJ))

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