決勝接戦、牛久一中V いばらきっ子郷土検定県大会

決勝戦の早押し問題に挑戦する代表校の生徒ら=水戸市千波町

茨城県内の中学2年生が歴史や産業など茨城県に関する知識を競う「いばらきっ子郷土検定県大会」(県教委主催)が3日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館大ホールで開かれた。昨年11月に実施した市町村大会を突破した45校が出場し、牛久市立牛久一中が優勝を果たした。

市町村大会は県内の国公私立の中学2年生2万人以上が参加。各市町村代表44校と、国県私立の代表1校を選出した。

県大会では5人一組のチームが、記述式や早押し式で対戦した。問題は、昨年県内で開かれた国内最大規模の観光キャンペーン名や、小美玉市の「乳製品で乾杯」を推進する条例について問うものなど、県内の各地域に沿った幅広い内容が出題された。

決勝に進出したのは、牛久一中、県立日立一高付属中、鹿嶋市立鹿野中の3校。5ポイント先取が勝利のルールで、接戦の末、終始攻めの姿勢で積極的にボタンを押した牛久一中が優勝を決めた。

会場では、お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさんと村上知子さん、お笑いコンビ「おかずクラブ」のオカリナさんとゆいPさんの4人が場を盛り上げた。優勝した牛久一中の菅野健介さん(14)は「悔いなく結果が残せてよかった。とてもうれしい」などと笑顔を見せた。

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