佐世保・福石観音「星まつり」で豆まき 1年間の無病息災、家内安全を願う

豆まきをして無病息災などを願う節分会星まつり=佐世保市、福石観音清岩寺

 長崎県佐世保市福石町の福石観音清岩寺(松本一盛住職)で3日、「節分会星まつり」があり、1年間の無病息災や家内安全などを願う多くの参拝者でにぎわった。
 昼と夜の2回あり、願い事を書いた護摩木をたく「大護摩祈祷(きとう)」などの後に豆まきした。昼の部は約100人が参拝。年男や年女、厄年などに当たる4人が裃(かみしも)を着け「福は内」のかけ声に合わせて一斉に豆をまいた。参拝者は福を求めて手を伸ばしていた。
 米国出身のシャイリー・ジョイさん(37)は「初めての経験だが、1年の邪気を払うという意味は理解している。魅力的で良い伝統だと思う」と感想。佐世保観光コンベンション協会顧問の飯田満治さん(75)は「健康に1年過ごせるように願いを込めた」と話した。

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