「伊東純也選手は社会的に抹殺された形になっていることが問題」ウエンツ瑛士さんが性加害報道に意見

アジアカップを戦っていた日本代表から離脱することになった伊東純也。

『週刊新潮』が伊東と専属トレーナーが女性2人から性加害で刑事告訴されたと報じた後、伊東側も虚偽告訴で反訴する展開となったが、代表から離れるという決断が下された。

フジテレビ系列の『ワイドナショー』もこの問題を取り上げており、ウエンツ瑛士さんはこう話していた。

「事実は僕らには何も分からない部分があるんですけど、実際に伊東純也選手は…ある程度社会的には抹殺された形になっていることが問題だと思っていて。週刊誌側も被害を受けたとされる女性、弱者に寄り添うという気持ちは分かるんですけど、一方、加害者とされる方が社会的に一瞬で可否が分からずに抹殺されてしまう現状はどうにかしなければいけなくて。そこを聞き取りをして、本当にそういうことがあったのかを双方から聞いたうえで報道するというわけにはいかないんですかね、週刊誌側が」

また、今田耕司さんはこう述べている。

「分からない、結果も出ていない、だけど報道はする。しなかったら忖度じゃないかとか言われる。だから、テレビも早めに何も分からない段階でこんなことがありましたって大々的に各番組がやるわけですから、本当に伊東選手のイメージは報道前とガラッと変わってしまうじゃないですか。真実が分からないから、どっちとも言えないんですけど、もし伊東選手が訴えていることが正しかったとしたら、どういう風に(償われるのか)。ただ楽しく呑んだのにこういう記事が出て、イメージがとかなってきた時に家族もおられるんですよね。逆に女性の方の主張が本当だったら、今度はまさに新潮さんの言っているように二重に傷つけていることにもなるので…」

さらに、小説家の今村翔吾さんは、「(自分は)まさしく週刊新潮とかで連載をしていたので…タチが悪いのが全くのデマ系の話とメッチャ取材していることの両方があるから、一冊の中に。結果的に調べが甘いような回もあれば、何年も追いかけてきた回もあるわけで。読者側からしたら分からないので、ファーストインプレッションで信じてしまいがち」とコメント。週刊誌の編集部はいわゆるエリートだが、その下にフリーのライターが大勢いるという構造についても触れていた。

日本代表、アジアカップ初戦で評価を下げた4名

伊東が離脱した日本代表は、3日のイラン戦に1-2で逆転負けを喫し、大会から敗退している。

© 株式会社ファッションニュース通信社