中国のGDP1兆元超大都市、26都市に増加

中国のGDP1兆元超大都市、26都市に増加

空から見た常州市の景色。(2023年12月21日、小型無人機から、南京=新華社記者/季春鵬)

 【新華社北京2月4日】中国の江蘇省常州市と山東省煙台市は2023年の域内総生産(GDP)が1兆元(1元=約21円)を突破し、1兆元を超える都市の数は26都市に増加した。

 新顔の2都市以外のGDP1兆元超都市も新たなステージへと前進した。中でも広東省広州と重慶の23年GDPは3兆元を突破し、浙江省杭州と湖北省武漢は2兆元を超えた。

 GDP1兆元超都市の分布状況を北京、上海、天津、重慶の4直轄市を除く省別に見ると、江蘇省は蘇州、南京、無錫、南通、常州の5都市で数が最も多かった。広東省は深圳、広州、仏山、東莞の4都市、山東省は青島、済南、煙台の3都市となったほか、浙江省は杭州、寧波の2都市、福建省も福州、泉州の2都市となった。1都市は四川省(成都)、湖北省(武漢)、湖南省(長沙)、河南省(鄭州)、安徽省(合肥)、陝西省(西安)だった。

 GDP成長率が最も大きかったのは常州で6.8%だった。同市は1月30日時点の24年経済成長率の目標値も6%以上と、最も高くなっている。

 杭州は23年の都市人口が1002万1千人と1千万人を超え、特大都市から超大都市への飛躍を実現した。これにより、中国の人口が1千万人以上の都市(香港・マカオ・台湾地区の都市を除く)は現時点で杭州、上海、北京、深圳、重慶、広州、成都、天津、東莞、武漢の10都市となった。

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