路面電車内で収穫!? JA「いちご電車」初開催 長崎県産品種の消費拡大へ

路面電車内でイチゴを頬張る参加者=長崎市内

 JA県いちご部会とJA全農ながさきは3日、長崎市を走る路面電車内でイチゴ狩りをする企画「いちご電車」を初めて開いた。
 長崎県産イチゴの魅力発信と消費拡大が目的。コースは浦上車庫から崇福寺までの往復約1時間で、計3便が運行した。
 約41倍の抽選倍率を勝ち抜いた計約60人が参加した。「ビール電車」や「おでん電車」として使われる長崎電気軌道(同市)のイベント電車「シティークルーズあかり」に乗り込み、テーブルの上に置かれたプランターから県産イチゴ「ゆめのか」の収穫を体験したり、イチゴにまつわるクイズを楽しんだりした。市立福田小2年の濱田虹輝君(7)は「果物の中でイチゴが一番好き。甘くてとてもおいしい」と喜んだ。
 同部会の平利樹副部会長は「県産の『ゆめのか』『恋みのり』の2品種を覚えて、満足して帰ってもらいたい」と話した。

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