『カラーパープル』クライマックスでの主人公歌唱シーンを公開

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2月9日(金) に公開される映画『カラーパープル』より、ファンテイジア・バリーノが演じる主人公が全身を震わせながら魂の叫びを熱唱する本編映像が公開された。

オリジナルは、ピューリッツァー賞受賞のアリスウォーカーによる同名小説を原作に、スティーブン・スピルバーグが『E.T.』の後初めてシリアスな作品として挑んだ『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞10部門にノミネートされながらも無冠となったが、口コミで6週目にして全米1位となり、5カ月以上にわたるロングランとなった。

ミュージカル映画として甦る本作は、製作にはスピルバーグを始めオリジナル版で映画初出演でアカデミー賞助演女優賞ノミネートのオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートのクインシー・ジョーンズが顔を揃え、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督がメガホンを取った。

主人公セリー(ファンテイジア・バリーノ)は、父と夫に虐げられて自由のない生活を送り、唯一の心の支えである最愛の妹とも引き離されてしまう。しかし、自立した強い女性ソフィア(ダニエル・ブルックス)や、誰をも魅了する自由奔放な歌姫シュグ(タラジ・P・ヘンソン)との出会いをきっかけに、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。

公開されたのは、映画のクライマックスとなる圧巻の歌唱シーン。父や夫、社会の制約に縛られていたセリーが、未来を切り開く一歩を踏み出し高らかに内なる思いを歌い上げる。原題は「I’m Here」で、自分が生まれ育った場所で、ありのままの自分を貫き、自由に表現する喜びを発見したひとりの女性が、全身に輝きを取り戻す奇跡の瞬間をとらえた感動の場面となっている。

グラミー賞受賞歴のあるバリーノが歌う「I’m Here」は、ブロードウェイミュージカル版でも愛された『カラーパープル』を象徴する一曲。2007年にブロードウェイで演じたセリーを再びスクリーンで体現することになったバリーノは、撮影時も生歌にこだわり、録音された演奏のプレイバックにあわせるのではなく、ピアニストの生の演奏をイヤホンで聴きながらパフォーマンスを披露している。

『カラーパープル』ミュージッククリップ(アイム・ヒア)

<作品情報>
『カラーパープル』

2月9日(金) 公開

公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/colorpurple/

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