レイズがブルペン補強へ 右腕フィル・メイトンと合意間近との報道

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レイズはアストロズからFAとなっていた救援右腕フィル・メイトンと契約合意間近となっているようだ。メジャー7年間で通算344試合に登板しているメイトンだが、特に直近3シーズンはいずれも65試合以上に登板し、防御率を毎年向上させている。また、ポストシーズンでも通算20試合に登板して防御率0.83の好成績をマーク。レイズにとって、FAでエンゼルスへ移籍したロバート・スティーブンソンの穴埋め役として大きな戦力になりそうだ。

現在30歳のメイトンは2017年にパドレスでメジャーデビューし、いきなり46試合に登板。2019年途中にインディアンス(現ガーディアンズ)にトレードされると、翌2020年にはメジャー定着を果たし、60試合制の短縮シーズンながら23試合に登板した。2021年途中にはマイルズ・ストローとのトレードでヤイナー・ディアスとともにアストロズへ移籍。この年はインディアンスで38試合、アストロズで27試合、2チーム合計で65試合に登板した。

2022年は自己最多の67試合に登板し、0勝2敗、14ホールド、防御率3.84を記録。昨季はさらに自己記録を更新する68試合に登板して66イニングを投げ、4勝3敗1セーブ、10ホールド、防御率3.00、74奪三振と自己最高のシーズンを過ごした。ブルペンの層が厚いアストロズに在籍していたため、ホールド数はそれほど多くなかったものの、強豪チームでセットアッパーを務められるだけの実力を持つ投手である。

また、ポストシーズンでの活躍も素晴らしく、インディアンス時代の2020年、アストロズ時代の2021年と2023年に出場し、合計20試合に登板してわずか2失点。防御率0.83、被打率.149という見事な成績を残している。契約条件の詳細は現時点では不明だが、ピート・フェアバンクス、ジェイソン・アダム、コリン・ポーシェ、ショーン・アームストロングといった面々にメイトンが加わり、レイズのブルペンはさらに強化されることになりそうだ。

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