ブラッド・ピット、タランティーノ最後の監督作に出演か

ブラッド・ピット(C)AFLO

10本目で監督業からの引退を宣言しているクエンティン・タランティーノ。最後の監督作とみられる新作『The Movie Critic』に、『イングロリアス・バスターズ』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でタッグを組んだブラッド・ピットが出演するようだ。Deadlineが報じた。

詳しいことは明らかになっていないが、同サイトでは、ブラッドが主演を務め、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でもタッグを組んだソニー・ピクチャーズが配給を手掛けるとみている。

タランティーノはこれまで、10作品の監督、もしくは60歳になったら引退すると公言してきたが、『キル・ビル』と続編『キル・ビル Vol.2』を1つの映画と見なしているため、本作が10本目の映画となる。

最後の監督作について、タランティーノは多くを語っていないが、昨年のカンヌ国際映画祭で行われた『ローリング・サンダー』(1977)の試写イベントで、同作の公開年のカリフォルニアが舞台になるとコメント。「かつてポルノ誌に映画批評を書いていた、実在したが、知られていない男の物語になる」と口にしていたそうだ。

タランティーノはティーンの頃に、自動販売機にポルノ雑誌を補充し、小銭を回収する仕事をしていたそう。「読むに堪えないものばかりだったが、ポルノ雑誌にはとても興味深い映画のページがあった」と以前Bamigboyeにコメントしていたという。

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