4球団でプレーしたベルトレイ レンジャーズの選手として殿堂入り

有資格初年度でのアメリカ野球殿堂入りを果たしたエイドリアン・ベルトレイがレンジャーズの選手として殿堂入りすることが決まった。日本時間2月3日、アメリカ野球殿堂はベルトレイがクーパーズタウンに飾られるプラークに刻まれる帽子のロゴマークとしてレンジャーズを選択したことを発表。レンジャーズの選手として殿堂入りするのは、1999年のノーラン・ライアン、2017年のイバン・ロドリゲスに続いて、2024年のベルトレイで3人目となる。

2024年度の殿堂入り投票で得票率75%以上を記録して殿堂入りを決めたのは、ベルトレイ、トッド・ヘルトン、ジョー・マウアーの3人。ヘルトンはロッキーズ一筋、マウアーはツインズ一筋のキャリアを過ごしたため、帽子のロゴマークを選択する必要があるのはベルトレイだけだった。

ドジャースで7年、マリナーズで5年、レッドソックスで1年、レンジャーズで8年プレーしたベルトレイは、本塁打王のタイトルを獲得してMVP投票2位になった2004年に在籍していたドジャースではなく、キャリア最後の8年を過ごしたレンジャーズを選択。ベルトレイはレンジャーズで過ごした8年のうち、最初の6年間で2度のシルバースラッガー賞と3度のゴールドグラブ賞に輝き、MVP投票のトップ10にも4度、名を連ねている(最高は2012年の3位)。5度のポストシーズン進出のうち4度はレンジャーズ時代であり、納得の選択と言えそうだ。

ベルトレイは「自分が在籍したすべてのチームに感謝しています」とのコメントを発表。「振り返ってみると、テキサスでプレーした年数が最も長かったですし、個人的にもチーム的にもキャリアのピークだったと思っています」とレンジャーズを選んだ理由を説明した。レンジャーズで過ごした8年間で1277安打、打率.305、199本塁打、OPS.866を記録し、通算3000安打と400本塁打のマイルストーンにも到達している。

なお、複数のチームで活躍した選手や監督は、殿堂入りの際に1つのチームを選択しないことも多い。近年ではロイ・ハラデイ、トニー・ラルーサ、ジム・リーランド、グレッグ・マダックス、フレッド・マグリフ、マイク・ムシーナらが「ロゴマークなしの帽子」での殿堂入りを選択している。

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