39隻が海難事故に遭遇 2023年清水海保まとめ 船舶同士が急増 前年上回る=静岡

清水海上保安部は、去年1年間の「海の事故」の発生状況を発表しました。海難事故に遭った船舶の数は、前年を上回る39隻で、船舶同士の衝突事故が急増していることが分かりました。

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清水海上保安部によりますと、管轄する静岡県沼津市から湖西市までの海域で去年1年間、海難事故に遭った船舶は、前年より6隻多い39隻で、このうち半数以上をプレジャーボートが占めています。

海難事故の種類別では「船舶の衝突」が16隻と最も多く、前年の倍に急増。見張りが不十分で発生したケースが多かったということです。

一方、人身事故に遭ったのは31人で、前年を10人下回りました。このうち死亡または行方不明者は11人でした。

マリンレジャーに伴う海浜事故が全体の半数近くを占め、「釣り」をしている際に事故に遭った人は6人で、このうちライフジャケットを着ていなかった3人が死亡または行方不明となっています。

清水海上保安部は引き続き、ライフジャケットの着用や緊急時の連絡手段の確保などを呼びかけています。

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