名人破った23歳、最年少22歳で本因坊、史上初七冠…囲碁の名勝負 報道写真で振り返る 日本棋院の創設100年を記念 2月6日から那覇市久茂地で

[公益財団法人 日本棋院 創立100周年]

 日本棋院の創設100周年を記念し、囲碁界の名勝負などを振り返る報道写真展が6~12日、那覇市久茂地のタイムスビル1階で開かれる。入場無料。

 1965年の名人戦で、23歳の林海峰さんが坂田栄男名人を破った場面や、71年に、史上最年少の22歳で本因坊のタイトルを獲得した石田芳夫さんの対局シーン、井山裕太さんが第54期十段戦で史上初の七冠同時制覇(2016年)を果たした様子など22点を展示している。

 日本棋院は、関東大震災翌年の1924年に棋士らによって設立された。

 同院は「次の100年に向けて伝統文化である囲碁の普及と、国際戦で活躍できる棋士の強化に全力を尽くす」としている。

 写真展は新聞囲碁連盟に加盟する全国各地の新聞社で巡回展示される。

第26期本因坊戦で22歳の石田芳夫さん(左)が歴代最年少本因坊となった対局=1971年(提供)

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