高校球児の手ほどきに子ども歓声 神奈川県高野連イベント、慶応・丸田も日本代表ユニで参加

慶応・八木選手が見守る中でノックを受ける子どもたち=横須賀市「DOCK」

 子どもたちに野球の楽しさを伝えようという県高野連のイベント「野球で遊ぼう」が4日、横須賀市夏島町の横浜DeNA球団施設「DOCK」で行われ、小学生以下の子どもたちと保護者計約500人が高校球児に手ほどきを受けながら野球を楽しんだ。

 あいにくの雨模様でグラウンドで予定されていた野球教室は中止となったが、ベイスターズが使う室内練習施設に子どもたちは大喜び。キャッチボール、ノック、ストラックアウトなど、さまざまな体験に歓声が絶えなかった。

 横須賀地区を中心に約120人の高校生が指導役で参加。昨夏の全国選手権大会で日本一に輝いた慶応からも3年生4人が駆けつけ、慶応の丸田外野手はU18日本代表のユニフォーム姿で登場した。

 丸田選手とキャッチボールをした鴨居ドルフィンズの選手たちは「夏の甲子園は見ていた。捕りやすいところに球を投げてくれて最高でした」とうれしそう。丸田選手も「小学生のころは投げる、打つが単純に楽しい時期。野球をやろうという子が増えればうれしい」と笑顔だった。

 イベントは4回目で、DOCKでは初開催。高野連の那須野恭昂理事は「プロ野球の施設を使わせていただき、子どもたちも手伝ってくれた高校生たちも喜んでくれたと思う」と話していた。

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