山焼きは実施するが、見学・入山は禁止、生石高原

紀美野町と有田川町では、今年(2024年)の生石高原(おいしこうげん)の山焼きについて、来月(3月)17日に実施するものの、安全確保のため、一般客の見学と当日の山頂付近への入山を禁止すると、発表しました。

生石高原は、標高870メートルの生石ヶ峰(おいしがみね)を中心とする高原で、紀美野町と有田川町にまたがる山頂付近には、関西屈指といわれるススキ草原が広がり、特に、穂が金色に輝く秋の夕景は人気となっています。

山焼きは、このススキ草原の保全を目的に、毎年3月頃に行われ、その様子は一般にも公開されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いたあと、去年(2023年)も一般見学者を入れずに行われました。

今年の山焼きは、来月17日に行われ、午前中を中心に、山頂付近のおよそ9万平方メートルのススキを焼きますが、一般客の見学は禁止とし、当日午前6時から午後1時まで、山頂付近への入山も禁止されます。また、山頂付近の駐車場については、前日の午後4時から閉鎖されます。

なお、悪天候などにより、この日程で実施できない時は、1週間後に延期されます。

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