立春恒例の「掛魚まつり」 海の安全と豊漁を祈願

4日は二十四節季の一つ「立春」です。にかほ市で恒例の「掛魚まつり」が行われ、漁業関係者が海の安全と豊漁を祈りました。

にかほ市の金浦地区で300年以上続くとされる掛魚まつり。暦の上で春が始まる「立春」に毎年行われています。

タラを担いで地域を練り歩くタラ行列は、去年までの3年間新型コロナウイルスの影響で行われず、今年は「担ぎ手不足」が理由で中止となりました。

合わせて10匹のタラが神前に奉納され、集まった漁業関係者などが海の安全と今後の豊漁を祈りました。金浦地区では沖合でのタラ漁が例年1月から2月にかけてピークを迎えますが、今年は海がしけて漁に出られない日が多いということです。

集まった人たちは掛魚まつりに春の訪れを感じながら、豊漁で地域が活気づくことに期待を寄せていました。

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