勝ち点差「2」で天王山へ、バイエルン指揮官「レヴァークーゼンに初黒星をつけるため…」

バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督らが、レヴァークーゼンとのタイトル争いに言及した。3日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。

バイエルンは3日に行われたブンデスリーガ第20節でボルシアMGと対戦。ハリー・ケインの今季24ゴール目など3-1で逆転勝利し、勝ち点を「50」に伸ばした。ただ、首位レヴァークーゼンも今節勝利したため、2位バイエルンが勝ち点差「2」で追いかける状況に変わりはない。

そして、10日に行われる次節では、シーズンの行方を左右する首位攻防戦が行われる。トゥヘル監督はボルシアMG戦後、「最高のコンディションであること、それ以外の道はない。だが、私たちは準備ができている。レヴァークーゼンに初黒星をつけ、彼らを上回るチャンスのため、一生懸命に働いている」と、天王山への意気込みを示した。

「レヴァークーゼンは傑出したシーズンを送っているが、彼らがバックミラーを見た時、わずか2ポイント差で私たちがいる。その時が来れば私たちは証明しなければならないが、1週間も前から大騒ぎをする必要はない」

今冬からバイエルンに加入したイングランド代表DFエリック・ダイアーは、レヴァークーゼン戦に向けて「準備はできている」とコメント。「優勝を決める試合ではない。まだまだ多くの試合が残されているからね。それでも、状況と試合の重要性はわかっている」と、天王山での勝利を誓った。

ボルシアMG戦がバイエルン通算500勝目となったドイツ代表FWトーマス・ミュラーも、薪に火をくべる形で次節の重要性を説いた。

「ファンは試合終了のホイッスルが鳴った後、『次節はレヴァークーゼンに勝てるぞ』と声援を送ってくれた。南スタンドのチャントでレヴァークーゼンの名前を聞いたことはほとんどない。通常、レヴァークーゼンはクラブのライバル関係を示す“地図”にすら載っていない。どうやら、来週の試合はファンにとって、非常に重要なようだね」

【試合ハイライト動画】バイエルン 3-1 ボルシアMG

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